社会人で、運動をしたいんだけど何をしようかと迷っている人は多いと思います。
1つの案として、「走ること」があります。
私は大学時代に村上春樹の著書『走ることについて語るときに僕の語ること』に感化され、ランニングを始めました。
最初は近所をすこし走る程度で、「思い立った時に走る」というスタイルだったのですが、走れば走るほど走ることにハマっていき、2年経つころには毎日欠かさず走るようになります。
そして大学在学中に、フルマラソン(42キロ)、ウルトラマラソン(100キロ!)を完走するまでになりました。
体に鞭を打って続けていたというわけではありません。
ではなぜ私はここまでマラソンにハマることができたのか。
これからランニングを始めようと思っている方の参考になれば幸いです。
1.瞬発力タイプではなく、持久力タイプだったから
マラソンを走るというと、
「陸上競技をやっていたんですね?」と聞かれるのですが、私は中高テニスをやっていました。
スポーツは何をやっても平均的で、体は硬く、器械運動は大の苦手でした。
それでも、唯一、周りよりも少しデキるな♪と感じるスポーツが、長距離でした。
部活で外周を走ったり、体育の時間の長距離などでは、中の上~上の下くらいの順位になれることが多かったです。
これは、私の体型と、筋肉の質が関係しているのかもしれません。
やせ型で、長い間走り続けるのは比較的得意でしたが、短距離のような瞬発力を必要とされる場面は苦手でした。
マラソン大会でも、やはりランナーはやせ型のことが多いです。
腕に逞しい筋肉をつけたランナーは、しばしばヒョロヒョロの人に抜かれます。私のような人に。
2.競争心タイプではなく、向上心タイプだったから
恥ずかしながら、というべきか、私はテニスをしている時でも、相手を打ち負かすことにどうも熱意を持てませんでした。
自分が勝つということは、相手が負けるということと、ほぼ同じ意味合いをもつでしょう。
また、私が打つ球はどうしたわけか、球質が悪いようで、私の勝つときのパターンは、相手のミスが増えて勝つ、ということがほとんどでした。
今思えばそれも一つの戦い方であるし、そういう戦い方を悪いとは全く思いませんが、当時の私は、相手の調子がくるって雰囲気の悪いまま自分が勝つ、というのが、どうもしっくりきませんでした。
特に校内戦のときは、勝っても嬉しくないことが何度もありました。
そうして私は、一時的にせよテニスを嫌いになってしまいました。
しかし、マラソンでは、相手はひたすら自分自身です。
だれかと一緒に出て競い合うのも一つの楽しみ方だと思いますが、基本的には、自分に妥協しなければいい結果が、苦しさに屈してしまえば思わしくない結果がでます。
そのフェアさが、私はとても好きです。
3.走ることの恩恵を、沢山うけとっていたから
運動全般に当てはまることですが、運動には
頭が冴える、免疫力が上がる、体型を維持できる、気分がよくなる、など、実際的なメリットが沢山あります。
楽しいから続けていたという部分が大きいですが、ランニングによって多くの恩恵をうけとっていたことが、やはり続けるモチベーションを上げていたと思います。
運動は、いいことづくめです。
もし、あなたがやせ型ではないならば、ウォーキングでもいいと思います。
もし、あなたが競争心タイプなら、球技などがいいかもしれません。
運動を習慣にして、いまよりも良い人生を送ってください。
かきあげ。
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