江戸時代からあった?こんなクレーマーは嫌だ!!

江戸時代に書かれた『浮世物語』でこんなお話があった。

 

浮世坊という坊主がお店で餅を食べた。

たいそう腹が減っていたので、20個以上も食べた。

が、その後金を払おうと腰につけておいたはずの銭に手を伸ばしても、それが見当たらない。どこかで落としたと思われる。

彼は思案した末、こんな計略を思いつき、実践したのだった。

餅をのどに詰まらせる

突然、のどに餅をつまらせ、「きっ、きっ」とばかり言う。

店屋の主人たちはのどに詰まった餅を吐き出させるために、浮世坊の背中を思いきりたたき、なんとか餅はのどから離れたようだった。

ところが……

背中をたたかれただけで人殺し呼ばわり

浮世坊は、自分のために背中をたたいてくれた人々を、人殺しだとののしる。

彼らが事情を説明しても、「いやいや私は餅にむせたことなんかありませんよ」と白を切る。

そんなこんなで大騒ぎになり、餅屋はもはや浮世坊から銭を払ってもらえるような状況ではなくなってしまったのだった。

 

憂き世だからいくら浮かれて遊んでいてもいい(浮世)と解釈する浮世坊は、やはりやることが違う。

餅屋の店主がいちばん、憂き世を噛みしめていたことだろう。

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