運営管理の勉強は楽しかったです。
なぜなら、ただ知識を詰め込むだけではなく、生産性をちょっとでもあげるための工夫を、納得しながら読み進められるからです。
たとえば、見込生産と受注生産では、それぞれの生産方式にメリット・デメリットがあります。
見込生産とは、受注される前に、予め製品を作ってしまうことです。
リードタイム(受注から納品までの時間)を減らすことができますが、在庫が増えてしまってロスが生じます。
一方で、受注生産とは、受注されてから生産することです。
在庫を究極ゼロにすることができますが、リードタイムは長くなります。
どちらの方が上というのはなく、状況によってどちらをとるかは変わってきます。
よって、見込生産には(在庫を余分につくらないために)需要予測の正確さが、受注生産には受注時のコスト・納期の見積もりの正確さが課題となります。
このように生産管理の試験範囲ではこの他にも
個別生産とロット生産、定量発注方式と定期発注方式、機能別レイアウトと製品別レイアウト等、
メリット・デメリットのある複数の概念が登場します。
それらについて理解を深めることによって、
日常でも生産性改善のヒントが降りてくることがあります。
この二つのやり方のメリット・デメリットはなんだろう。
どういう状況だとどっちのやり方の方が適しているのか。
そう言った思考が、自然にできるようになるのです。
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