Sasin TipchaiによるPixabayからの画像
お風呂に入るのに最適な時間帯は1時間半前(90分前)だと言われている。
お風呂に10~15分ほど浸かると、ちょうど90分後に眠気が出るので、そのときに寝ると睡眠の質が良くなる。
なぜ眠気がでるのか。
入浴によって深部体温(内臓の温度)が上がり、それが下がった時に人間は眠くなるようにできているからだ。
40℃程度のお湯に、10分~15分しっかり浸かると深部体温が1℃上がる。
そして上がった深部体温は、入浴直後からだんだん下がっていく。
90分後に1℃ほど下がって元のそれに落ち着いたとき、眠気がやってくるというわけだ。
だから、できれば寝る90分前に入浴したいものである。理想を言えば。
でも、あなたはこんな悩みを持っていないだろうか。
ちなみに私はこの4月に、
一人暮らしの大学生(自由) → 実家暮らしの社会人(制約あり)
と環境が大きく変わったため、急に上の二つを悩みが湧いてきてしまった。
そんな私は考えた。世の中のあらゆる問題には解決策があると信じて。
寝るちょうど90分前にお風呂に入れなくとも、なにか良い睡眠を導けるような仕組みをつくれないか。
そして、思いついた。その方法を紹介していく。
90分前じゃなくても良い睡眠を促す入浴法
わたしは思いついた。
深部体温を1℃上げるから、下がるのが90分後なんだ。
だったら、入浴の仕方によって、深部体温の上昇幅を調整すればいいんだ。
では、具体的にどうすれば深部体温の上昇幅を調整できるのか。
私が思いついた方法を3つご紹介する。
お風呂の温度を調整する
1つ目はお風呂の温度を調整するという方法だ。
前述したとおり、40℃程度のお湯に、10分~15分しっかり浸かると深部体温が1℃上がる。
それならば、お湯の温度を上下させれば、深部体温の上昇幅も自由に動かせるのではないか。
例えば、眠りたい2時間以上前にお風呂に入るときは熱めのお風呂(41℃くらい)、逆に眠りたい時刻の1時間以内に入るときはぬるめ(38℃くらい)というように。
こうすることで、深部体温がもともとのところに下がるまでの時間を調整できると思う。
つまり、眠くなるまでにかかる時間を調整できると思う。
入浴時間を調整する
2つ目はお風呂に浸かる時間を調整する方法だ。
前述したとおり、40℃程度のお湯に、10分~15分しっかり浸かると深部体温が1℃上がる。
それならば、入浴時間を伸縮させれば、深部体温の上昇幅も自由に動かせるのではないか。
例えば、眠りたい2時間以上前にお風呂に入るときは長め(20~30分)に浸かり、逆に眠りたい時刻の1時間以内に入るときは短めにする(5分)というように。
こうすることで、深部体温がもともとのところに下がるまでの時間を調整できると思う。
つまり、眠くなるまでにかかる時間を調整できると思う。
浸かる部位を調整する
3つ目はお風呂に浸かる体の部分を変える方法だ。
前述したとおり、40℃程度のお湯に、10分~15分しっかり浸かると深部体温が1℃上がる。
それならば、お湯に浸かる部位の大小によって、深部体温の上昇幅も自由に動かせるのではないか。
例えば、眠りたい2時間以上前にお風呂に入るときは肩までしっかりと浸かり、逆に眠りたい時刻の1時間以内に入るときは半身浴や足湯にするというように。
こうすることで、深部体温がもともとのところに下がるまでの時間を調整できると思う。
つまり、眠くなるまでにかかる時間を調整できると思う。
入浴で快眠を作ろう
このようにお風呂の入り方をちょっと工夫するだけで、あなたはずっと深い眠りが出来るようになると思う。
そもそも、90分の入浴が良いと言われているが、それは大まかな目安に過ぎない。
だから、たとえ入眠90分前にお風呂に入れる時だって、試しに温度を変更してみたり、浸かる時間や部位を変えてみることには意義があると思う。
もちろん、私は医者ではないし、専門家でもなく、最近社会人になったばかりの会社員だ。
でも、この記事を読んでちょっとでも「やってみようかな」と思った人には、ぜひ試してもらいたい。
貴方の体は、あなたしか分からない。
いろいろ試してみて、あなたにピッタリな入浴法を見つけ、(ちょっと大げさに言えば)人生を豊かにしてほしい。
かきあげ。
コメント