企業研究はなんとなくわかるけれど、自己分析のやり方が分からない就活生は多いと思う。
そんな人におすすめしたいのが、本記事で紹介する『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』だ。
自己分析は重要だ。自己分析には2つの役割がある。
1つは、面接でスムーズに受け答えするために自分のことをよく知っておく役割。
もう1つは、どんな企業を選ぶかを選択する際の材料、という役割だ。
私は就活時期にこの本を使い、それを企業選びの参考にすることが出来た。
何より、自分の強みが何であるのかを示してくれることで、自分に自信が持てた。
実際に口コミを見ても評価が非常に高い。
この記事では、この本の構成と活用法を詳しく紹介していく。
ぜひ就職活動で使うかどうかを判断していただきたい。
まず、【ストレングス・ファインダー】を受ける。
【ストレングス・ファインダー】とは簡単に言えば、強み診断テストだ。
この本には1冊ごとに異なるアクセスコードが綴じ込まれていて、それを使ってネットで【ストレングス・ファインダー】を受けられる。
中古で買うとすでにアクセスコードが使われてしまっている可能性があるので、新品で買うのが望ましい。
【ストレング・ファインダー】を受けると、この本で登場する34の資質から、あなたの強み5つがはっきりする。
ちなみに34の資質とは、以下のものだ。
アレンジ 運命思考 回復志向 学習欲 活発性 共感性 競争性 規律性 原点志向 公平性
個別化 コミュニケーション 最上志向 自我 自己確信 社交性 収集心 指令性 慎重さ
信念 親密性 成長促進 責任感 戦略性 達成欲 着想 調和性 適応性 内省 分析思考
包含 ポジティブ 未来志向 目標志向
あなたは上記のどんな資質をもっていそうだろうか。
34の資質と行動アイデア
あなたの5つの才能が分かったら、その特性を活かすための行動アイデアを読もう。
この本には、○○(資質)についての詳しい解説、○○が高い人たちの声、行動アイデア、○○が高い人との働き方、という順に書かれている。
わかりやすいよう、私の資質であると診断された【収集心】を例に挙げてご紹介する。
詳しい解説(【収集心】の場合)
あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報——言葉や事実、書籍、引用文かもしれません。あるいは、かたちのあるもの、たとえば蝶や野球カード、陶器の人形、セピア色の写真などかもしれません。それが何であれ、あなたは興味を惹かれるから集めるのです。そして、あなたのような人はいろいろなものに好奇心を覚えます。
(中略)
あなたはモノや情報を手に入れて集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常にいきいきとさせるのです。そしておそらくある日、そのなかから役に立つものが出てくるでしょう。
こんな調子で、あなたの資質の解説を読むことが出来る。
自分の過去と照らしあわせながら読み進めるといいだろう。
○○が高い人たちの声(【収集心】の場合)
ここではその資質に強みを持っっている3人の声を聞くことが出来る。
例えば、【収集心】に強みを持った1人はこんな感じだ。
ジョン・F(人事部長)
「私は、インターネットはとてもすばらしいと思っているうちのひとりだよ。以前はイライラしたけど、いまは、ある分野の株式市場の動向だろうが、あるゲームのルールだろうが、スペインのGNP(国民総生産)だろうが、知りたいことがすぐに見つかる」
行動アイデア(【収集心】の場合)
ここが仕事選びをするうえで最も大切なところです。じっくり読みましょう。
また、既に仕事をしている人も、自分がどんなことに気を付けて行動したらいいか、ヒントをくれます。
【収集心】の場合は、こんな感じです。ほんの一部をご紹介します。
・毎日、新しい情報を取得することが任務の仕事を探しましょう。たとえば、教職や調査、ジャーナリズムなどです。
・情報を補完し、簡単に探し出すことができる仕組みを考案しましょう。
・【目標志向】や【規律性】の資質が高い人とパートナーを組みましょう。彼らは、あなたの知的好奇心が脇道にそれたとき、軌道修正してくれるでしょう。
○○が高い人との働き方(【収集心】の場合)
この章は、就活生は見る必要がないかもしれません。実際に働き始めて、いろんな強みを持った人に出会ってから必要になるかもしれませんね。
【収集心】の例(一部)
・会議中はこの人から情報を聞くようにしましょう。この人が持つ豊富な知識を活かす機会を探しましょう。
なぜ適性診断のために本を買うべきか
もちろん診断ツールは、この【ストレングス・ファインダー】以外にもたくさんある。
無料のものもあるだろう。
しかし①内容の信頼性、②解説の充実度という2つの点において、この本は素晴らしいと感じる。
就活という大切なイベントでは、身銭を切ってでも信頼できる情報を取りに行くのもありじゃないかと私は思う。
もちろん私は、無料診断ツールを否定しているわけではない。
リクナビなどは大いに活用できるだろう。
【ストレングス・ファインダー】を受けた後は、リクナビ診断も受け、強みを確信しよう。

かきあげ。
以下、就活生におすすめの記事



コメント